派遣薬剤師の声を拾う

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派遣はキャリアが積めない?

派遣薬剤師

派遣薬剤師に特徴的なのはいろいろな人間関係の職場を体験していることです。そのため、何となく派遣全般に「根無し草」「根性がない」 というイメージが未だにあるのですが、本当にそうでしょうか?

おそらく、人には「いつも知らない人と会う方が楽」「慣れている人の方が楽」の2パターンがあります。 派遣の場合、後者への信望がないと言うイメージを持たれがちですが、前者に対応しやすい人、という見方も出来ます。

例えば、調剤勤務1つ取っても、薬の管理方法、そこへ口を出す方法など、意外に職場により癖があるもの。 患者側になってみると解るのですが、処方薬は袋の印刷から中の輪ゴム閉じ、また皮膚科の場合、調合薬が出やすい、単剤が出やすい、 など意外に癖があるもので、普段利用しない調剤の薬は、何となく落ち着かない場合もあります。

派遣の場合、この「落ち着かなさ」をいつも体験していることになります。すると、ある職場で非常識が常識化していることにも気づきやすくなります。 だからと言って、それを指摘できるかどうかは、また別の話ですが、自然に矯正する空気を身に着けたり、ということは可能かもしれません。

こういうタイプの場合、薬剤師本人にとっては、全くステップアップ感がないですが、職場にしてみれば、新鮮な風が送られたようなものです。 「仕事場が変わりやすい」ではなく「多くの調剤の現場を見られる」という考え方をする人は、薬剤師に向いていると言えます。

いろいろな地域を知る

特定の町でも調剤による癖はありますが、派遣の場合、遠方に赴任という可能性もあります。 しかし、こういった場合も、また地域性を学ぶチャンスあり、とも言えます。大都市の中と、高齢者ばかりの町では全く調剤の対応が変わってくるでしょう。 人を見る、接する部分が大きい薬剤師は、こういった場数の多さは、結構な武器になります。

問題はこの点を、どううまくアピールするか、ということ。
若いうちに一定期間、こういった修業を積むと決めて、調剤の場数を評価してくれる職場にあったときに、そこに定着できるようにする、 など目標を決めるといいかもしれません。

もちろん、こういった青写真が思うように実行できないのが、派遣ですが、働き方の見取り図をある程度決めておかないと、 メリハリのない駒になりがち。助っ人に特化する、という考え方もありですが、いずれにしても将来をある程度、計画しておくことは大事ですね。

また、高齢者の多い地域などだと、調剤を変わることで、多くのタイプの人に会える、そこから在宅訪問型薬剤師につながる可能性がありますが、 大都市部を回るだけだと、似たような調剤の繰り返し、下手をすると、バイト以上のことを任せてもらえないまま、ということにもなりかねません。

バイトどまりのスキル、というのは、どんな人間関係やルールに耐えたとしても、やや心もとない、一定以上の裁量を任せてもらえる、など、 仕事内容の経験の積み方は意識しておいた方がよいでしょう。そして、本人に支障がない限りは、勤務先の場所が豪快に違う方がいいとも言えます。 「いろんな場所に対応出来ます」というアピールにも、つながるからです。地方専属型など、自分の傾向を知るのにも、いいかもしれませんね。

今後の日本は、かなり地域の医療格差が出てくることが予想されます。色々な地域医療の現場を見ている薬剤師というのは、 1つのアピールポイントになるかもしれません。また、そういった情報を、このような形で発信することも可能です。 「場数」というものを、戦略的に考えてみるのも、派遣のメリットと言えるでしょう。

派遣の最終着地点は?

今後の日本は、現役年齢が大幅に伸びていくことが考えられます。そして勤務地の流動性が高くなることも考えられます。 単純に歳を取ってからの全国移動は、体力的にきつくなると思われるため、年齢と共に、物理的に、勤務条件を絞れる状態にはしたいもの。 これがうまくいけば、人間関係や方法論に拘らないタイプは、むしろ長く働ける可能性があるかもしれません。

薬剤師に限りませんが、医療系はかなりチームプレーの面があり、苦手な人や、雰囲気が形成されていることもあるものです。 そこから業務にややほころびが、ということもあります。

今後、単調作業はAIがこなせる可能性大、すると、薬剤師の仕事は人と一緒に人の生活を見る面が強くなります。 いつでも、どこでも、どんな長さでも働けるプレイヤーというのは、かなり雇用側から見ればほしい人材です。 知らない人とチームを組むことに違和感がなく、また意外な達成感を感じるような性格である場合、 そこを武器にして自身の人生設計を考えていくというのも良いでしょう。

プレイヤーというのは、スポーツでは花形ばかりが注目されますが、いわゆるパス回しの上手い人というのが、かなり大事なキーマンです。 下手に花形になると、それ以外のことが出来なくなる、というデメリットもあり、人を立てる要素も優れたプレイヤーの条件になります

 


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